大卒土木作業員やなぎの現場宿舎

若手ゼネコンマンがいろいろ書きます

【底辺職】土木作業員本人が思うこと【考察】

こんにちは、土木作業員やなぎです!

今回は、世間一般に底辺職の代表格といわれる土木作業員が、本当に底辺職なのかについて当事者目線から書いていこうかと思います。

始めに書いておきますが、この記事ではあくまで傾向があるということを主張しています。

決めつけている訳ではないのでご了承ください。

 

目次

 

前提条件

世間一般には土木作業員は底辺職だと思われているということを前提条件として書いていきます。その根拠として、数年前に話題になった底辺職ランキングを上げます。

ある就活サイトが公開した底辺職ランキングはかなりの炎上をしましたね。

職業差別を助長するとして批判を受けていました。

これが本当に多くの人が底辺職として認識していることの証明となっているのです。

なぜなら多くの人が職業差別をしていないのなら、こんな記事はバカバカしいものとして見向きされないハズだからです。

皆が過剰反応するということは少なくともあのランキングは荒唐無稽なものではないことの裏付けとも言えますね!!

 

本当に底辺職なのか??

土木作業員は本当に底辺職かと言われたら、答えはある意味ではYesだと私は考えます。あえて含みを持たせました。

実際、当事者から見ても底辺だと思える要素はいくつかあるので、今からそれらの理由を書いていきます。

 

炎上ランキングが底辺であるとした理由3つについて考えてみる

①肉体労働である

土木作業員の仕事は肉体労働です。肉体労働の反対の頭脳労働に比べて、物理的にはキツイ仕事なので敬遠されがちなのは間違いないです。

冷房の効いたオフィスで(今はリモートワークでどこでも仕事をできる人が増えている)パソコンを使って作業するか、汗まみれで劣悪な環境で肉体労働するなら後者を選ぶ人は少ないでしょうね

 

②誰でもできる仕事である

これはちょっと言いすぎではないかと思います

一言に土木作業員といってもその種類は様々に分類されており、それぞれの作業員は専門的な技術を持っていることが多いです。

なので決して誰でもできる仕事ではありません。

しかし、これらの技術を習得する難易度という面では、頭脳労働に比べてかなり低いのはおそらく事実なのだと思います。

一流ビジネスマンが土木作業員の技術を習得するのはできても、土木作業員から一流ビジネスマンになるのは難しい、、、そんなイメージです。

 

③同じことの繰り返しであることが多い

これは少し的外れかなと思います。

外からのイメージでは同じことの繰り返しに見えると思いますが、現場は生き物というように、常に作業条件は変化しています。

意外と柔軟な判断が要求される仕事とうのはあまり認知されていないのでしょう。

この理由は当てはまらないと思います。

 

ほかの理由についても考察してみる

④低学歴で質が低い人が多い

これが底辺職とみなされる主な理由かなと思います。

土木作業員は基本的に学歴が低い傾向があります。

そのため、論理的思考ができない、短絡的な思考をする人が多い嫌いがあるので、外から見れば馬鹿にされてしまうのかなと考察します。

ただし全員がそうかと言われればそれは絶対に間違っています。

そもそもどこの属性にも変な奴は一定数いるはずです。それを土木作業員の中だけあげつらうのはアンフェアというものです。

少しばかり社会で目立ってしまう存在なので、実際以上に評価を落としていると考察します。

ほとんどの作業員は誠実でナイスガイですよ?

 

⑤給料が低い

これは完全に間違っている偏見です。

年収は作業員によってピンキリなので。

これもどの職業でも一緒だと思います。

 

まとめ

以上のことから、世間一般からの評価は確かに底辺職であるとはいえますが、その実態を詳しく見ると底辺と切り捨てるのは間違っていると私が考えます。

他人からの評価は底辺ですが、大事なのはその実情なので、底辺との声は気にする価値はないです。

勝手に言わせておけ、それが私の答えです。